2018年02月22日

落とし物の日

本

散歩の途中で路上の落とし物を見つけました。高校生の生徒手帳のようです。中を見ると、電車通学の定期券のようなものが入っています。アルバイトの許可証のようなものもあります。失くすとかなり困ることになりそうです。

最初はその辺に置き去りにして行こうと思いました。そのうち本人が気づいて探しに来るかもしれないので、目立つところにでも置いておけばすぐに見つかるだろうと思ったのです。

しかし、近くに交番でもあるならそこに届けた方が安心だとも思いました。山のふもとの寂れた集落ですが、近くには小学校や郵便局があるのは覚えがあります。なんとなく近くに交番くらいありそうな気がしました。

スマホのマップアプリで検索してみたのですが、どうやら近くには交番はなさそうでした。スマホのマップをこんな風に実用的に使ったのはほとんど初めてといってもいいくらいです。普段は全く使いませんからね。使い方くらいは知ってます。

手帳の中を全部調べてみたものの、本人の名前以外は連絡先となる情報は一切見当たりません。住所も電話番号も LINE ID もありません。本人に直接連絡を取ることは不可能です。

なぜか映画「中二病でも恋がしたい!」の半券が入っていました。何でこんなものを大事に取ってあるんだ?

唯一の手掛かりは高校の名前だけでした。そこで、グーグルさんに聞いてその高校名で検索すると、高校のホームページが見つかりました。ホームページを見るとトップページの一番上のわかりやすいところに電話番号が書いてありました。まさに「電話してくれ」と言わんばかりです。

さっそくその高校に電話してみました。スマホのスカイプを使いました。スカイプは月額プランを利用しているので、毎月75分間の無料通話が使えます。固定電話に掛けるなら通話料金はかかりません。

事務の人に生徒手帳を拾ったと伝えると教頭先生と代わってくれました。こちらまで取りに来るというのですが、私の家の住所を教えたりするのも面倒です。

そこで、生徒手帳を拾った場所のすぐ近くに公園があったので、その公園のベンチの上に手帳を置いておくと伝えました。教頭先生が取りに来るというならそれでもいいし、おそらく近くに住んでいるであろう落とし主の本人に伝えれば場所もわかるしすぐに取りに来るだろうと提案しました。

「お礼はいいから」と言って電話を切りました。

田舎の公園なのでほとんど人は来ません。もし誰か来て手帳を見つけたとしても、地元の人なら親切に届けてくれる可能性の方が高いでしょう。

小さな公園の中には目立つ東屋が一つあり、その中のベンチの端っこの方に生徒手帳を置いて帰りました。中央のテーブルの上だと風に飛ばされそうだったからです。端っこの方でも探せばすぐに見つかる場所です。

公園の東屋.jpg

ちょっといいことをしたなと、自己満足ではありますが気分良く帰りました。普段はミュージックプレーヤーとしてしか使っていないスマホを本来のスマホらしく活用できたのも良かったと思いました。

家に着き、玄関のドアを開けようとして鍵がないことに気づきました。まさか? と思ってあちこちのポケットの中を調べてみたのですが、どこにもありません。どうやら、どこかで落としてしまったようです。

エェェーー!

焦りました。

なんと、今度は私自身が落とし物をしてしまったようでした。人の落とし物を拾って人助けをしたのだから、少しくらいいいことがあってもいいのになんて思ってたら、逆に自分が落とし物をするなんて……ついてないなぁ。

来た道を戻ると、幸い道端に落ちている鍵を発見することができました。こういう時はやっぱり、誰かが余計な親切で拾って交番に届けようなんて思わずに、そのまま道端に放置しておいてくれた方が助かると思いました。気づいた本人が慌てて戻ってくるなら、その方が早く見つかるかもしれませんからね。

ともかく、なんだかよくわからない落とし物の日でした。


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posted by アポロ at 18:26 | Comment(0) | 漫録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年02月21日

この世界の一員として生きるということ

家の中でゲームをしているだけなのは死人同然です。まるでゾンビですよ。人々が映画やゲームの中に出てくるゾンビを恐れるのは今の自分自身の姿が重なって見えてしまうからではないでしょうか?

ゾンビのような人生……。あなたも、本当は怖いのでしょう?

タロットカード: 剣の9

結婚したがらない彼をその気にさせるには外に連れ出して日光を浴びればよいというような占い結果をお伝えしました。

日光で結婚できるなんて、まるで関連性のない事柄を無理やりこじつけているようにも見えるかもしれませんが、合理的な思考に基づいた科学的な解答でもあるのです。占いだからと適当なことを言っているわけではありません。

日光を浴びることでうつ病が改善することは一般的にも知られている知識だとは思います。強い光を肉眼で感じることで脳を直接刺激しますからね。バイオリズムの改善にもつながります。また、皮膚に直接日光(紫外線B)を浴びることでビタミンDが体内で作られてうつ病の改善につながります。ビタミンDは脳内ホルモンのセロトニンの分泌を促す働きがあるのです。セロトニンは幸せホルモンなどとも呼ばれているようで、これが不足するとうつ病になるわけです。

日焼けを恐れて極度に紫外線を避けたがる女性は多いと思いますが、最近は男女問わずそういう人が増えていますね。冬や梅雨の時期は意識せずとも自然と紫外線を浴びる量が減ってしまうので、気づかないうちに潜在的なうつ病(季節性うつ病)になっている人も多いようです。日ごろから積極的に日光を浴びるように意識する必要があります。

また、家の中でゲームばかりしていると、外界での適応能力が低下することになります。冷暖房が効いて室温は一年中一定に保たれ、湿度も屋外に比べれば変化は大きくありません。風も吹かないし、砂ぼこりやばい菌・細菌などの汚染物質にさらされる危険性もありません。

ひ弱な人のことを「温室育ち」などと揶揄することがありますが、ハウス栽培などで作られた果物や野菜は見た目はきれいでも病気などには弱くなるのでそのように言うのです。人間も同じで室内での生活が長くなると免疫力や抵抗力が弱まって病気になりやすくなります。運動能力も低下するので怪我をしやすくなるでしょう。

そのせいで性欲や精力までもが減退してしまうのかどうかは断定できませんが、動物本来の生命力が弱まってしまうのは間違いありません。それが生殖能力の低下につながることくらいは容易に想像がつくでしょう。

環境が安定している室内での生活と違い、屋外では常に環境は変化します。晴れの日もあれば雨の日もあるし風の日もある。暑い日もあれば寒い日もある。蚊や蜂や毛虫や蛭に噛まれるし、草木に触ればかぶれたりすることもある。夜になれば闇に潜む獣たちが獲物を探してさまよい始めます。いつ何が起こるか、確実に予測できることなどありません。そのような環境の変化に適応しようとすることが生命としての「自然」な有り方なのです。

そのような自然な生き方ができていれば、命を次の世代につなぐための生殖行為や家族生活というものを当たり前のように受け入れられるようになるはずです。それを拒んでしまうということは、生命としての本能を失ってしまっているということでしょう。

だから、外に出て自然を感じることは大事なのです。陽の光を浴びるというのは口実の一つにすぎません。外に出て、日光を浴び、雨風を感じ、大地を踏みしめる。泥にまみれ、草木をかき分け、虫や鳥や動物たちと戯れる。それが、生きるということです。

ヒトである自分もこの世界、この宇宙の一員であるということを思い出しましょう。

タロットカード: 世界


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posted by アポロ at 16:43 | Comment(0) | スピリチュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年02月15日

ゲームばかりしていて結婚を考えてくれない彼氏

そんな彼氏と結婚するにはどうしたらいいのか? タロットが示した神託オラクルはこれ以上ないほどの完璧な解答を与えてくれました。

三十代の女性からのご相談です。恋人としてお付き合いしている彼氏も同世代で、十か月くらいのお付き合いだそうです。彼女としてはそろそろそういう年齢でもあるので結婚をしたいと思っているのですが、彼氏の方が乗り気ではないとのこと。どうすれば結婚できるのかというご質問でした。

彼氏の方の言い分としては「今の自分の生活が変わってしまうのがイヤ」なので結婚はしたくないということでした。最近の独身者(男女問わず)にはありがちな傾向なんでしょうかねぇ? 独り身というのは何かと気楽で、そういう生活に慣れてしまうと結婚生活なんて考えられなくなってしまうのかもしれません。

しかし、よくよく話を聴いてみると彼氏はかなりのゲーム好きとのこと。一人で家の中にこもってずっとゲームをしていたいというタイプで、彼女が週一くらいで会いに行っても外に出かけることを嫌がるのだそうです。

彼女の方はそれほどゲームが好きというわけでもないので、付き合いでたまにゲームをすることはあってもそれほど楽しいわけでもなく、できれば外にお出かけしたいというのが本音のようです。

しかもその彼氏はいわゆる不能インポテンツのようで、性交渉についてもそれほど積極的ではないようです。彼女もその点については彼氏にはっきりと聞くことができず、理由はよくわからないとのことでした。

彼女が条件として示した期間は半年。今から半年以内に彼氏の気持ちを変えて結婚したいと思えるようになるにはどうしたらいいのか。占ってみることにしました。

私はタロットカードをシャッフルし、一枚のカードをめくりました。

めくられたカードは「]\ 太陽」でした。

太陽

まず最初に私は直感で「できちゃった婚だな」と思いました。カードに描かれた幼児がその根拠です。少し飛躍した考え方ではありますが、彼女の望みを叶えるためには最も確実な手段だと言えます。

物事の善悪や倫理的な価値観にとらわれていたら思いつかない考え方ですが、そういう枠組みや固定観念を打ち破って運命を切り開くのがタロット占いの真骨頂とも言えます。悩みというのは自分の中に作ってしまった狭い枠組みや固定観念のせいで考え方の可能性が限られてしまっているときに生じるものです。その可能性の制限をなくし、無限の可能性の中から答えを導くのが占いです。

それが世間的には「悪いこと」とみなされるようなことであっても、その人にとっては「良いこと」であるならば、占いは目的のためには手段を選びません。「できちゃった婚」はまさに彼女にとってベストの解答であったはずです。

ところが、彼女はその解答に納得できないようでした。理由は彼氏が不能だからです。実際には彼氏が性的不能者であるかどうかもはっきりとわかっているわけではないようでしたが、少なくとも二人の性交渉セックスには問題があるようで、半年以内にできちゃった婚というのはありえないというのが彼女の考え方のようでした。

こういうことは女性の口からはなかなか語りにくいことだとは思いますが、なんとなく彼女の思い込みもあるんじゃないかなというような気もしました。ちょっと古い考え方でもありますが、昔から男性を奮いたせるのは女性の役目だったりするものですからね。彼氏がその気にならないのは彼女にも原因があるのかもしれません。

ともかく、できちゃった婚では納得できないというのなら別の角度から解釈して答えを導き出さなければなりません。

もう一つの解答。それは、とてもシンプルです。

「太陽」というカードのシンボルそのものが答えです。外に出て陽の光を浴びましょうと。

それがどうして結婚に繋がるのか?

彼はゲームばかりしている引きこもりです。ゲームをしすぎて人格に障害が出るのかどうかは科学的に立証されているわけではないかもしれませんが、その可能性は十分にあると思います。少なくともリアルな人間関係を避ける傾向にはなってしまうでしょう。ゲームの世界のコミュニケーションやルールは非常に安定的で、すべてが自分の思い通りにコントロールできるような気がしてしまうでしょうが、そういう感覚が現実世界での「今の生活を変えたくない」という思いに繋がってくるのではないでしょうか。現実世界もゲームの世界のように永遠に変わらないことを望んでしまうのです。

ゲーム画面の中の仮想世界に魂を持っていかれてしまい、現実世界での動物的本能を喪失してしまっている可能性もあります。彼氏の性的不能(勃たないこと)も心理的、あるいは精神的な障害と言えるかもしれません。

ゲームが原因だと言うとそれに反論したがる人は多いと思いますが、仮にゲームが原因でないとしても彼は余暇の時間のほとんどを屋内で過ごしていることは事実です。つまり、日の光を浴びていません。ヒトという動物は日光を浴びないと様々な健康障害が出てきます。特にうつ病などの精神障害には大半の人が陥ることになります。この種の精神障害は自覚がないことも多いのです。

そんな無自覚なうつ病を改善するには、外に出て日光を浴びればいいのです。たったそれだけのことで症状は改善し、人格すら変わったと感じることでしょう。

彼氏が結婚したくない、今の生活を変えたくないというのもうつ病が原因だと考えれば納得できるのではないでしょうか。ゲームにのめりこんでしまうのもうつ病が原因なのかもしれません。つまり、ゲームをしたくて引きこもっているのではなく、引きこもっているからゲームをしてしまうということかもしれないのです。

家の中に引きこもり、外界から遮断された生活をしていると人間性や動物的な本能を失ってしまいます。自分が命ある生き物だということを忘れてしまうのです。外に出て陽の光を浴びることで、忘れていた本能を取り戻すことができます。自然と性的能力も回復し、子供が欲しい、家族を持ちたいという気持ちになれるでしょう。そうなれば、もう彼女の方から無理強いしなくても、彼自身の意思で「結婚したい」と思えるようになるはずです。

そのために「半年」という時間が必要なのかもしれません。焦って今すぐ結論を出そうなどと思わず、今から少しずつでも彼を外に引っ張り出して、時間をかけて変えていけばいいのです。それができるだけの愛情が彼女にあれば、彼氏もきっとそれに応えてくれるはずですよ。


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posted by アポロ at 18:06 | Comment(0) | 占い・オカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年02月12日

人間は悪魔に飼われたペットだ

人間は悪魔に飼われたペットだ。

タロットカード: 悪魔

鎖につながれ、逃げ出すことはできない。

いや、逃げ出そうなどとは思わないのだ。

悪魔がもたらす麻薬の快楽に溺れ、自らその檻の中にとどまろうとする。

カップの7

人間に神の声など聞こえない。

天使が人間を救い出そうと手を差し伸べても、彼らは目を背けて逃げ惑う。

そしてまた悪魔にすがるのだ。

神の導きに従い自由を得た人間は、愚か者と罵られるだろう。

タロットカード: 愚者

愚者と共に行く白い犬はペットではありません。首輪は付けられていませんから。その犬もまた、愚者同様に自由なのです。


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posted by アポロ at 17:24 | Comment(0) | ハミング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年02月10日

それでもペットを飼いますか?

aibo.jpg

最近またソニーの犬型ロボットのAIBOがリニューアルしたとかで話題になっていましたね。

ツタヤのセルフレジの話から、かつてのSF作家などが思い描いていた近未来の理想としての機械化されてゆく世界を連想して虚しいと感じたりもしました。

同様にペットですらロボット化されている現状を批判したりもしましたが、それが必ずしも悪いことだとは言い切れません。むしろロボット化してしまった方が好ましいのではないかとすら思うこともあります。

私は今はペットを飼っていませんが、動物が嫌いというわけではありません。動物は好きな方で、YouTube とかでもよく動物の動画を観たりします。かわいい動物を見ると「飼いたい」と思うことはあります。でも、実際に飼うかと言われたら私は拒否すると思います。動物を「飼う」という行為がどうしても許せないのです。

犬や猫をペットとして飼っているほとんどの人たちがペットを人間の家族同然に思い、大切に扱っていることはよく理解しています。でも、どんなに大切に扱っていようともペットは彼らの「所有物」として扱われていることには変わりません。ブランド物の時計やバッグや高級車やスマホを大切に扱うのと同じなんです。それを失うことは悲しいから大切に扱うのでしょう。動物たちの立場で彼らの命の尊厳を大切にしようと思っているわけではなく、あくまで「自分の感情」が基準で大切にしているにすぎません。それは、見方を変えれば動物虐待とも言えるのです。人間の都合で動物たちの自由を奪っているわけですからね。

犬や猫であっても本来は人間に飼われることなく自由に生きるべき存在です。それを人間の都合で拘束して彼らの社会(自然界)から隔離することが正しいことであるはずがありません。

生き死にすら人間にコントロール(生殺与奪)され、ペットショップで売買される。野良犬・野良猫は捕獲され殺処分されることすらある。これって、かつては人間同士の間で行われていた「奴隷制」や「侵略行為」と同じですよね。そんな風に人間を「物」として扱っていた時代もありましたが、今ではそんなことは許されません。

今でも動物なら奴隷(ペット)のような扱いをしても許されるのかというと、私はそうは思いません。自分が飼うペットを人間の家族同様だと主張している人たちならなおさらでしょう。ところが、実際にはその主張と現実には大きな矛盾があるのです。ペットとして飼うこと自体が奴隷であり、虐待でもあるのですから。

もちろん自然界でも「共生」という生き方もあります。人間と犬はほぼ共生に近い信頼関係を数千年という時間をかけて築き上げてきましたが、それはあくまで犬たちにも彼らの自然界で生きる自由が許されていればの話です。彼らに首輪を付けて飼うことになった時点で「共生」は「強制」に変わります。対等な存在ではなくなってしまうのです。

野良猫の多くは人間と共生しているとも言えます。人間の捨てた残飯をあさり、時には家の中に入り込み飼い猫のふりをしたり、気まぐれでよその家に行ったりもする。でも、人間が彼らの自由を奪い、自分の家の中だけで飼いだした時点で「共生」は「強制」に変わります

人間が他の自然界の存在と共生することは素晴らしいことだし、本来であればそういう生き方をすべきだとは思いますが、人の都合だけで彼らの自由を奪ってペットにするような利用の仕方は決してすべきではありません。人間は神ではないのです。

捨て犬や捨て猫を拾ってきて飼うのはまだいいと思います。彼らの命を救ってあげているわけですからね。一緒に暮らしているうちに家族として受け入れるようになるのは良いでしょう。

どうしても許せないのは、ペットショップなどから買ってくることです。売買している時点で「物」扱いであり、奴隷扱いですよね。知り合いなどから譲り受けるのも同じことだと思います。お金で取引されなければ罪はないというわけではありません。彼らを「物」として扱っている時点で罪なのですから。生まれたばかりの人間の子供を親以外の人間が勝手に取引するようなことが許されますか?

テレビに出ているアイドルを見て「可愛い」と思っても自分のペットにして飼うことは許されませんよね。動物も同じだと思いませんか?

いくら愛情をかけて育てようとも、結局は人間の方が「自分が癒されたい」という思い(完全なるエゴ!)で「買う」のです。風俗で女の子を指名したり、ホストクラブでホストに大金をつぎ込むのも同じことかもしれませんね。でも、人間同士の場合はお互いの同意の上であれば問題はないのです。相手が動物の場合は、人間は動物の都合など考えずに自分の都合だけで飼います。だから許されないのです。自分の意志で反抗することもできない子供に虐待するようなもので、フェアではない分、罪は重いと言えます。

ペットの立場を人間で例えるなら、ある日突然刑務所に入れられるようなものだともいえます。ペットは飼い主と一緒にいることが幸せだ思う人は多いと思いますが、刑務所に入れられた受刑者が幸せだと思う人はいるでしょうか? 実のところ、受刑者だって刑務所の中で常に不幸な思いでいるわけではありません。刑務所の中で受刑者なりの楽しみを持ち日々を過ごしています。楽しみを見出さなければ辛くて生きていけませんからね。動物たちも同様で、飼い主の前では「幸せなふり」をしているだけかもしれません。確かにそういう生き方もある意味では幸せだともいえるのですが、幸せならば受刑者同然の生涯を無実の動物たちに強いることが許されるとでもいうのでしょうか? 受刑者は大半がいつかは娑婆しゃばに出られますが、死ぬまで自由になれないペットはもっと不幸と言えるかもしれません。はっきり言えば、ペットとは「終身刑」ですよ。

それでもペットを飼いたいというのなら、人が作り出したロボットのペットを飼えばいいでしょう。ロボットなら人間の都合でどんな扱いをしようが罪にはなりません。昔流行った「たまごっち」やテレビゲームの「シーマン」のように飼育系のゲームでもいいでしょう。最近ならセカンドライフのような仮想世界の中で仮想ペットを飼うこともできます。スマホのアプリにはそれ系のものは結構あるんじゃないかな?

こんなことを言うと「SFの世界(近未来の現実世界)ではロボットにも(人権に相当する)権利がある」などと言い出す人も出てきそうですけどね。漫画や映画の世界ではそういう設定もよく見かけますが、そんなことを言う前に、まずは命ある存在である目の前の動物たちの尊厳を守ってあげてほしいと思います。それすらできない人間が魂のないロボットに権利を与えるなどありえません。


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posted by アポロ at 18:59 | Comment(0) | 漫録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする