2015年04月08日

離婚することは悪いことではない

剣の6

離婚することは悪いことではないと思います。

離婚に罪悪を感じること自体が既に時代遅れなのかもしれませんけどね。だとしたら今さら私が「悪いことではない」なんて偉そうに言う必要もないのかもしれませんが……。

結婚なんて所詮は書類による手続きにすぎません。離婚するのも同様。お互いが同意の上で好きにすればよいのです。

ただし、結婚する時に「一生の愛」とか「永遠の愛」とやらを神の前で誓ったりしているのなら、離婚することは悪いことになります。なぜなら、嘘をつくことになるからです。しかも神に対して嘘をつくことになるわけですから大罪ですね。何のお咎めも無しというわけにはいかないでしょう。必ず何らかの罰を受けることになります。人は何も言わなかったとしても、神様はお怒りでしょうから天罰は下ります。

だいたい今の人たちは「結婚式を挙げたくて結婚する」というような人も多いでしょう。純白のウェディングドレス、かわいい教会、指輪の交換、誓いのキッス……憧れ要素満載で、人生の一大イベントです。

タロットカード: カップの7

世の中には結婚すらせずに(同性婚とか法律上は正式に結婚できない事情などがあって)結婚式だけを挙げてしまうようなカップルもいるほどです。そういうセレモニー(お祭り)が好きなんでしょうね。

いいんですよ。結婚式を挙げるのも自由。でも、どうせ離婚をするのなら、決して「一生の愛」とか「永遠の愛」なんてものを誓ってはなりません。誓うのなら「たぶん三、四年で離婚しますが」という条件付きの愛の誓いにとどめておくべきでしょう。そうすれば離婚するときに罪悪感で悩むこともなくなります。神様も「それなら仕方がない」と許してくれるでしょう。

実は、人間ってのは本能的に三、四年程度しか恋愛感情が持続しない生き物なのだそうです。だから、付き合ってすぐ結婚したような夫婦の場合は三、四年経つと気持ちが冷めて離婚したくなるのです。

気持ちが冷めたから離婚してしまうというのは、お互いに愛し合っていたわけではないということですね。恋愛という「感情Cups)」に振り回されていただけにすぎません。

タロットカード: カップのエース

愛とは感情ではありません。表現の仕方は無数にありますが、あえて感情と対になる言葉で定義するならば、それは「感覚Pentacles)」です。相手の存在がそこに「在る」と認めること。その相手を「生かす」こと。それが愛です。愛は三、四年でなくなることはありません。相手が存在し続ける限り、愛もまた永遠にそこに在り続けます。感覚が麻痺して感じ取れなくなっていたとしても、それは常にそこに在るのです。

タロットカード: ペンタクルスのエース

愛するとは、その愛を感じ取ることです。それは「本能Wands)」とは無関係です。人間の「理性Swords)」がもたらすものと言ってもよいでしょう。たとえ忘れかけていても、意識すればいつでも思い出すことができます。永遠の愛を誓うというのは、そういう気持ちを意識的に持ち続けるということです。一時的な恋愛感情が覚めたとしても、愛し続けることはできるのです。

しかし、人はそれを勘違いして、恋愛感情が覚めたら「愛もなくなった」と考えてしまうのでしょう。もうその時点で離婚せずにはいられなくなってしまうのではないでしょうか。

人間はとかく本能に身を任せ、理性を見失いがちです。人は古来からそのような怠惰な本質を理解していたからこそ、結婚式を挙げ、神の前で愛を誓わせ、簡単には離婚できないようにしたのではないでしょうか。そうしなければ人々は感情のままに結婚と離婚を繰り返し、社会の秩序を保つことができなくなってしまうでしょう。

タロットカード: ペンタクルスの10

男と女は結婚し夫婦となり、子を産み、家族を作ります。そこに社会の基盤ができ、国家へと成長してゆく。平和な国づくりのためには家族という最小単位の社会をまず何より強固にしなければなりません。結婚式はそのために絶対に必要な儀式だったのです。

タロットカード: X 法王

崇拝する神が存在することは、国を強くすることでもあったわけです。日本古来の神道の本質もそこにあったはずです。

しかし、現代の日本では(いや欧米でも同様かもしれませんが)何が起きているのか?

個人主義的な価値観が尊重され、夫婦は家族である以前に一人の人間であるという意識が高まってきています。家族(他人)の幸せよりも自分の幸せが優先されるようになってきたのです。

タロットカード: T 魔術師

そして、神や宗教といった意識もどんどん薄れてきています。神に対する誓いなどには意味はなく、単なる形式でしかなくなってしまっています。そのことに罪悪すら感じません。

でも華やかな結婚式には憧れる。結婚式を挙げたいという、ただそれだけのための結婚にすらなってしまっている。結婚式という夢を叶えてしまったら、その後のことなど考えていないので愛を育む努力などせず、気持ちが覚めたら離婚するだけ。

タロットカード: カップの8

家族という国を支える基盤が崩壊してしまったら、その国は弱まり、やがては滅びることになるでしょう。

タロットカード: ペンタクルスの5

つまり、この国は今、滅びに向かっているということです。人が受けなければならない罰というのはそういうことなのかもしれません。

それでもよければ、離婚なさい。

離婚することは、悪いことではありませんから。

愛することを忘れた国など滅んで当然です。


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posted by アポロ at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピリチュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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