2014年08月30日

騙される快感

占い師

占い師がタレントとかを占うパフォーマンスをテレビで観ていてふと思ったのですが、たいていの占い師は「当てること」ばかりを考えてるようですね。

例えば、占いの導入部分で生年月日や霊感などで判断(している振りを)して「あなたは厳しい家庭で育ったでしょう」とか言うわけです。いわゆる「ドヤ顔」で。すると言われた方もなんとなくそんな気がするので「この占い師はすごい(当たってる)」とか思ってしまうわけですよね。

占ってもらう方も「当たるかどうか」で占い師を評価していて、たいていの人は「そんなこと当たり前だ」と思っていることでしょう。

でも、もともと相談者自身が知ってる情報を、まるでクイズでもやっているかのように当ててみたところで何の意味があるでしょうか? いや、実際には当てているわけでもなく、どうにでも受け取れそうな表現で「当たった」と思わせているにすぎない場合がほとんどです。

そういう行為は相手を信じさせるためのテクニックの一つであって、催眠術などでよく使われているものと同じです。最初に「当たってる」と思わせることで、その後の言葉も全て信じ込ませてしまうのです。

これでは相手をただだましているだけにすぎず、本当に意味のある占いにはなりません。はっきり言って、ただの「詐欺行為」です。占いが誤解されたり非難されたりするることの一番の理由もそこにあるのではないでしょうか。

正しい占いの在り方というのは、相談者が知っていることは事前情報としてあらかじめすべて相談者自身に話してもらい、その上でなおわからない点について占いで判断してみるというような形が理想だと思います。

その結果、占いは当たることもあれば外れることもあるでしょう。でも、事前に催眠にかけられていない相談者はその結果を冷静に受け止めることができるはずです。外れてもそれなりの現実的な対処ができるということです。そういう人は占いを有効活用して、本当の意味で幸せになれると思います。

しかし、もし相談者が催眠状態で占い師の言うことを完全に信じ切ってしまっていたとしたら、実際には占いが外れていたとしても冷静な判断力を失っているので「当たっている」と信じてしまい、後々になってひどい目に遭ったりするわけです。「騙された」とか「詐欺に遭った」と文句を言ってるような人たちのほとんどはこのタイプではないでしょうか。つまり、彼らは素直で騙されやすい(暗示や催眠にかかりやすい)タイプの人たちなのでしょう。そういう人たちをうまく取り込んで(カモにして)高額な見料を得ようとする占い師は確かに酷いと思います。

需要があるのはこの手のテクニックを使いこなせる占い師だということはわかります。相談者の多くは、本当は騙されているということに薄々気づきながらも、占い師の言葉に一喜一憂する快感を求めてしまうのかもしれません。まさにアルコールや麻薬ドラッグのようなものです。

そのような占いは大道芸のようなパフォーマンスとしてもすぐれているので、人々を楽しませるエンターテインメントだと思えば必ずしもその存在が悪だとは言い切れません。

ただ、それによって正しい占いというものが世の中に誤解されてしまっているのは非常に残念に思います。

辛い現実を忘れさせる快楽のために身を亡ぼすなら本望なのか、それとも、冷静に現実に向き合い幸せをつかむべきなのか。もしかしたら、どちらも正しいのかもしれません。

あなたなら、どちらの占いを望みますか。


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posted by アポロ at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 占い・オカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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