2011年11月23日

アニメ「GANTZ」の感想

ツタヤでたまたま見かけた実写映画のプロモーションビデオが気になってレンタルDVDの棚を見ていると、同じタイトルのアニメ版も見つけました。GANTZ(ガンツ)というアニメなのですが、こちらはTVシリーズで全26話、十二巻のDVDに収められていました。実写映画の方は新作扱いだったので、とりあえず旧作扱いのアニメの方を試しに観てみることにしました。私がいつも利用しているツタヤは旧作なら一本100円で借りることができるのです。

最初は一巻だけ借りてきて観たのですが、まったくもって意味不明の展開で、わけがわからな過ぎて、予想もつかない展開に興味をそそられる前に飽きてしまうところでした。

でもまあ、絵も綺麗だし、アニメとしてのクオリティーは高そうだったし、ちょっとなところもあって、暇つぶしに観るのも悪くはなさそうです。他に借りたいビデオがあったわけでもなかったので、もう少し観てみようかなと思って続きを借りてきてしまいました。

そこから先は観だすと止まらなくて、一気に最終回まで観ちゃいました。

感想は素直に面白かったと言ってもいいですね。ただ、エロ・グロ・暴力の描写がかなりきついです。エロはともかくグロの方は直視できないほどきついものが頻繁に出てきます。このアニメを誰にでもお勧めできるかというと、ちょっと躊躇してしまいます。

グロテスクな描写以上に、緊迫した雰囲気というか、救いようのない雰囲気とでもいうようなものもひたすら続くので、さすがに私も限界で、もう観たくないと思ってしまうほどでした。実際、何度も繰り返して観るだけの元気は出てきません。いや、当分観たくないですね。

ラストは評価が別れそうな感じではありましたが、私の場合は原作や実写版などには一切ノータッチで先入観もなかったので、これはそういうアニメなんだと素直に受け止めました。

ラストに向けてアニメオリジナルの伏線があちこちに最初からちりばめられていたみたいなのですが、そうして紡ぎあげられてゆく物語のテーマは最終的に「出られない迷宮はない」というセリフに集約されてゆきます。

どんなに困難な状況にあっても、頑張って出口を探せばきっとそこから抜け出せるという様な、そんなお話です。

余談ですが、私が好きなゲームの一つにウィザードリィ(Wizardry)というRPGゲームがあるのですが、このゲームはひたすら迷宮をさまようことになるゲームで、その閉塞感と、死と隣り合わせの緊迫感はGANTZの雰囲気にも通じる物があります。そういったところも私がGANTZに惹かれた一因かもしれません。

こういったテーマに真剣に向き合って、いい作品を作ろうとしている制作者の皆さんの心意気みたいなものがバンバンと伝わってきて、それゆえの妥協のないエロ・グロ・暴力であって、きれいごとで済まそうとしたりしないからこそ感動するんだろうなぁと思いました。

制作者の皆さんも、まさにGANTZの試練に立ち向かうかのごとく困難な仕事を成し遂げ、見事出口を見つけられたのではないでしょうか。こういったテーマを提示する立場にある者として、そこに、嘘はないと思います。

誰にでもお勧めできるわけではないけれど、観るべき価値のあるアニメだと思います。少なくとも私は、感動しました。

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posted by アポロ at 01:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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