2017年10月27日

報われない努力もある

本

努力」という言葉が物議を醸すことがたびたびあります。最近はこの言葉にネガティブな印象を持つ人の方が多いみたいですね。

「努力は報われる」とは昔はよく言われていたものですが、今では「努力しても報われない」と考える方が常識になってきているかもしれません。

三十年くらい前、まだ私が小学生や中学生の頃は「努力」は誰もが認める美徳でした。習字で書く言葉の定番でしたね。努力すれば褒められるし、努力した者が正しいとずっと教えられてきました。私もそう信じていました。まあ、頭でわかっていても実行することはなかなかできなかったわけですが……

二十五年ほど前、確かあれはフェリーの中で観た洋画……当時私は自衛官で、自衛隊の駅伝部みたいなものに所属していて一応実業団の選手という感じで毎日長距離走の訓練をしていました。その合宿でフェリーに乗って北海道に移動したりすることがたびたびあったのです。その時船内で流していたビデオだったと思います。たぶんロビンフッドとかそんな感じの映画でしたが、その中の戦いのシーンで、ある人物が仲間に言った言葉が印象的でした。

「報われない努力もある。」

頑張っても勝てないいくさもある。でも戦うんだみたいなことを言っていたのでしょう。たとえ負け戦でも最後まであきらめず努力するということです。

当時の私は駅伝の選手になるために死にものぐるいで合宿のメンバーと競い合っていました。フェリーの移動中ですら狭い船上で何時間も走ってトレーニングを続けたほどです。そんなさなかに観た映画のセリフでした。

いくら頑張っても勝てそうにない全国レベルのライバルたちの中で折れそうになっていた私の気持ちを、そのセリフが支えてくれたような気がします。勝てないかもしれない。でも、最後まであきらめずに頑張ってみようと。

私は他のメンバーよりも少しでも多くの時間、少しでも多くの距離を走ることで、その努力はいつか報われると信じて必死になってトレーニングをしました。練習量だけなら他の誰にも負けていませんでした。でも、結局私は最後の大きな駅伝の大会の選手には選ばれませんでした。努力は報われなかったのです。

現実に認められるのは努力ではなく、どれだけ速く走れるかという結果だけです。たくさん努力しただけの人を選手にしたって試合には勝てません。それが現実なんですよね。

努力しなくても生まれつき身体能力に恵まれていて足の速い人もいます。そういう人には努力は無用かもしれません。でも、そんな天才に勝つためには、我々凡人は死ぬ気で努力する必要があります。頑張れば勝てるかもしれません。でも、勝てないかもしれない。でも、勝つためには努力するしかないんです。

だから、努力は必要なんです。

報われるかどうかわからないけど努力することに意味がある。

だから努力は美徳なのでしょう。


.

posted by アポロ at 23:08 | Comment(0) | 漫録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年08月09日

真夏の夜のお月見は寒かった

タロットカード: ][ 月

昨夜は真夜中(というか早朝三時ごろ)に外に出てみると、空が晴れ上がっていて綺麗な満月が出ていました。星も輝いています。

昼間は曇りで雨が降ったりもしていたので月見は無理かと思っていたのですが、予想外に晴れてました。

久々にお月見ができると思ってさっそく夜のお散歩に出かけたのですが、昼間と同じ感覚でノースリーブのシャツ一枚と短パンで出てきたらめちゃくちゃ寒かった。

こんなに寒いとは、これもまた予想外。

数日前に夜中に出かけた時は夜でも暖かいもんだと意外に感じていたのに、今度は寒すぎるんです。

夏の夜は不可解です。

歩いているうちに体も温まってくるかと思ったのですが、ほとんど最後までずっと寒いままでした。

散歩のお供は音楽。スマホで聴きます。

曲はベートーヴェンの「月光」。月見散歩の定番です。

レベッカの「MOON」もいいんですけどね。お化けの声が聞こえるということで昔話題になったアレです。

すぐに流れ星が一つ落ちてゆくのが見えました。明るくて大きめで、短めの流れ星。

もっと見れたらいいなと思ったのですが、そう思って空ばかり見上げているのも疲れるので、無理に探そうとはしませんでした。

流れ星って、見ようと思う時には見れなかったりするんですよね。

月を見上げると、晴れた空にギラギラと言っていいほどまぶしく輝いていました。

月ってこんなに明るかったっけ?と思うほど、異常に輝いて見えました。

空が澄んでいたからなのか、夏だからなのかよくわかりませんが。

長時間凝視するのは無理でした。

お月見と言っても、ずっと月を見ていなければならないというわけでもありません。

月の光のシャワーをノースリーブの露出した肩や腕や脛に浴びながら散歩をします。

昼間の太陽のように月の光も肌で熱を感じるものかと意識を集中して全身で月光を浴びてみましたが、さすがに熱は感じませんでした。

やっぱり寒かった。真夏の月の光は不思議です。

月見というのは、そこにお月さんを感じることができればそれでいいんです。

空を見上げなくても、むしろ月光に照らされ明るくなった一面の風景で味わうものです。

月見だからって、月ばかり見なくていい……そういう感じ方は大事だと思います。


.

タグ:月見 満月 散歩
posted by アポロ at 17:13 | Comment(0) | 漫録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年07月12日

「今」を刻んでいますか?

日々の生活の中で、自分自身の体験として積み重ねられてゆく何気ない思い出。そんな思い出こそ大切に、そして忘れないでほしいと思います。

棒の8

今の時代は誰もが無意識のうちに大量の情報にさらされています。見たり聞いたりするつもりがなくても、知らず知らずのうちにどんどん情報が入ってくるでしょう。

スマホの画面にくぎ付けでLINEやツイッターやフェイスブックなどのSNSのチェックを怠らず、分刻み、あるいは秒単位で新しい情報がどんどん入ってきます。そんな新しい情報や友達からのメッセージにさらされていることが快感でやめることができません。情報が遮断されるのは呼吸ができなくなるのと同じで、死にそうになるくらいの禁断症状に苦しむことになりかねません。

それらの情報の大半は記憶に残ることなく、次々と押し寄せてくる情報の波に押し流されて消えてゆきます。新しい情報を取り入れるためには古い情報を捨てなければなりません。人間の記憶容量は無限ではないのです。そこで、外部記憶(ネット)に依存することになります。

沢山の情報が自分の目の前にあるという自覚はあるので、なんとなく自分は何でも知っているというような錯覚をしている人も多いことでしょう。知らないことはスマホでネットにアクセスして(もはやそんな自覚すらないかもしれませんが)検索すればすぐにわかるので、知らないことはない(わからないことはない)と思い込んでいるのです。

人前で「知らない」と言うことが恥ずかしいとすら思っているでしょう。本当は「知っている」というのは「調べればわかる」というだけのことであって、実は「何も知らない」というのが真実かもしれません。

誰もがただ「知ってるつもり」でいるだけなのです。

昔、そんなタイトルのテレビ番組がありました。ほんの十数年ほど前までは、日常のちょっとした疑問をテーマにしたテレビ番組がたくさん作られていましたよね。でも、今はそういう番組が少なくなってきたような気もします。作っても観ないんでしょうね。視聴率が取れないんだと思います。みんなこう思ってますよ。

「そんなこと調べればすぐにわかるよ。」

自分の方が詳しく知っている(つもり)だからテレビなんか観ない。ネット(スマホ)さえあれば幸せ? OK Google とか Siri とかコルタナさんですか。

調べればすぐにわかるし、調べてわかったつもりでいます。でも、そう思えるのはその時だけで、そのような知識は長期記憶として残らずにすぐに忘れてしまいます。記憶として残る前に次の情報が押し寄せてどんどん上書きしていってしまうからです。

そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか自分は「何でも知っているつもりで何も知らない人間」になってしまいます。結局、中身は空っぽなんです。

そんな人生は、ただむなしいだけです。

知らないことは知らないままでいい。わからないことはわからないままでいい。無理に調べようとせず、ただありのままを受け入れればいい。

世の中で何が起きていようと気にすることはありません。今、自分の目の前で、自分の身に起きていることこそが大事なのです。

他人がSNSに載せている料理の写真を見て「めしテロだ!」なんて文句を言いつつ話のネタにするのも楽しいかもしれませんが、そんなバカ騒ぎはいつか虚しいと思う時が来るだけです。思い出に残ることなど何もないでしょう。

そんなことよりも、母親や奥さんが(あるいは旦那さんが)作ってくれた朝食……いつもと変わらないごく平凡な食事であっても、それに感謝してしっかりとかみしめ、味わって食べてみましょう。それがかけがえのない思い出となり、家族の絆となっていつまでも心の奥に残ってゆくのです。幸せな人生とはそういうものでしょう。

一人暮らしだから寂しいだなんて思うことはありません。寂しいと思うのは、自分の生き方にしっかりと向き合っていないからです。他人を見てうらやましいとか、そんなことばかり考えているから寂しくなるのでしょう。

自分一人で作ったご飯とみそ汁だけの朝食だっていいじゃないですか。お米を作ってくれた農家の方に感謝する気持ちがあれば、それだけで幸せな気分になるものです。そういう気持ちを忘れているから孤独で寂しい日々を過ごすことになるのです。

余計な情報を遮断して日々の出来事にしっかりと向き合っていれば、その出来事のすべてが大切な思い出として胸の内に刻まれてゆくことになります。そうして刻まれた沢山の思い出があれば、虚しい人生を過ごすことなど決してないでしょう。


.

posted by アポロ at 19:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 漫録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年05月17日

不倫は悪いこと?

タロットカード: 悪魔

ことあるごとにやり玉に挙げられる「不倫」と呼ばれる男女の関係があります。芸能人や政治家、スポーツ選手などの著名人の不倫問題は頻繁にニュースやワイドショーで取り上げられ、たいていは当事者がしばらくの間メディアから姿を消すことになります。どんなに人気のあるタレントでも不倫疑惑をかけられた途端に世間の風当たりは冷たくなります。まるで重罪人扱いです。

不倫よりももっと悪質な行為はいくらでもあるのに、なぜか世間をにぎわすのは不倫の話題ばかりです。おそらく、不倫が悪いというよりも、世間の人々の大半が不倫という話題が好きなんでしょうね。

もちろん不倫が好きという意味ではなく、むしろその逆で不倫は許せない、嫌いだという人の方が多いのでしょうが、そうやって他人を責め立てるのが好きということなんでしょうかね。

政治とか経済とかそういう難しい話よりも、身近に起こりうる恋愛話の方がとっつきやすいということもあるでしょう。

似たような問題に「ドラッグ(大麻)」がありますね。それによって多くの著名人が人生を棒に振っています。こちらは明らかに違法行為なので世間から叩かれるのは当然ですが、それにしても不倫同様に騒ぎすぎだとは思います。大麻なんてアルコールやたばこと同じで嗜好品の一種にすぎません。たまたま法律で禁止されているというだけであって、禁止されていないアルコールの方がよっぽど危険性が高いと言ってもいいくらいです。

でも、いくらなんでも騒ぎすぎですよね。人の不倫なんかどうでもいいじゃないですか。それよりももっと正すべき事柄が世の中にはたくさんあるはずです。そちらに目を向けましょうよ。

私は占い師という立場上、不倫を否定も肯定もできません。もちろんその言葉の意味からいえば「倫理に反すること」であるわけですから「良くないことですよ」と諭すべき行いなのかもしれませんが、そもそも「不倫」という言葉を当てはめることが適切かどうかも疑問です。(この言葉は1980年代のテレビドラマの影響で広まったと言われています。割と最近使われるようになった流行語のようなものであって、そもそも適切な日本語というわけではないのです。)

タロットカード: 恋人

今の日本という国の常識から言えば確かにそれは不倫かもしれませんが、価値観が違う世界であればそれは単なる「恋愛」や「純愛」かもしれないのです。同じ日本人であっても、すべての人に同じ常識が通用するというわけでもありません。その人の生き方はその人だけのものです。だから、占い師は人の恋愛について自分の価値観で勝手に決めつけて導くことなどできないのです。それができるのは宗教家だけです。宗教なら神の名のもとに不動の価値観が確立されているのでそれに従って人を導くことができます。あるいは不貞行為を重罪として裁くこともできるでしょう。

私は人を裁きませんが、正しい道へ導くこともしません。でも、あなたが望むのならば、たとえそれが間違った道(不倫)であろうとも、あなたがとるべき行動を教えることはできるかもしれません。それが、占い師の仕事ですから。

タロットカード: 隠者


.

タグ:悪魔 恋人 恋愛
posted by アポロ at 22:17 | Comment(0) | 漫録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年05月13日

YouTube ライブ配信中に無料占いを受け付けています

YouTube Live

火曜日・木曜日・土曜日の週三日は23時から YouTube(ユーチューブ)のライブストリーミング(生放送)で無料占いを受け付けています。詳細は「YouTube ライブで無料占い」をお読みください。

過去のライブ配信の録画も残してあるので視聴はいつでも可能です。

YouTube では先月から始めているのですが、それ以前は Ustream でライブ配信をしていました。

Ustream では今からちょうど七年前の2010年にライブ配信を始めています。そう思うとずいぶん長いことやってたと感じますね。今さら辞めてしまうのはちょっと残念な気もします。配信ページのチャットが使いやすいというメリットがあったので今までずっと Ustream を利用し続けていたのですが、それ以外は何かと不都合が多くなってきていたので YouTube へ移行することにしました。Ustream というブランド自体も近々消滅する予定だそうです。

移行後の変更点がいくつかあります。

配信ページのチャットで占いの依頼をすることができなくなりました。配信ページのチャットを使うと遅延(タイムラグ)が大きくなってしまうのでスムーズに会話ができないためです。実は遅延については Ustream でも30秒ほどあり、YouTube なら十数秒に短縮しているので、チャットを利用した視聴者とのコミュニケーションは多少はましになっています。それでも十数秒の遅延を我慢しながら会話するのはきついので思い切って廃止してしまうことにしました。チャット自体は使えるので、占いの依頼以外であれば発言は自由にしていただいて構いません。

ご依頼方法は原則として音声通話のみとなりますが、Second Life(セカンドライフ)で依頼する場合に限り文字でのチャットも可能としています。

終了時間については以前は2350分までと厳密に限定していました。相談の途中であっても時間がオーバーしたらそこで終了という厳しいルールでした。というのも、その後の予定を考慮した配慮だったのですが、最近ではその後の予定が入ることは少ないので、時間がオーバーしても問題になることはほとんどありません。そこで、ご依頼の受付は2350分までということで以前と同じとしますが、その時間内に開始した相談については占いが終わるまでは時間を延長できるということにしました。実質的には時間無制限ということになります。

ちなみにその後の予定というのは深夜0時からの Second Life での無料占いです。こちらも今まで通り続けています。

移行後の変更点はそのくらいです。

以前はチャットでの相談が多かったので、それを廃止したことで相談することに抵抗を感じてしまう人も多いかもしれません。それでも音声通話はパソコンだけでなくスマートフォンでも利用できるので無料占いの条件としては悪くないと思います。固定電話からでも相談できるのでスマホすら必要ありません。そういう意味ではかなりハードルは低いと思うんですけどね。

どうしてもチャットで無料占いをしたいという場合には Second Life を利用してもらうことになります。Second Life はスマホでも使えるアプリがいくつかあるので探してみてください。Android であれば Lumiya というアプリがお勧めです。

チャットでの無料占いについては月曜日・水曜日・金曜日の週三日の縦書きチャットが利用できますが、こちらは Windows のパソコンで Internet Explorer を使うことが必須条件となっているのでスマホは使えません。

YouTube に移行してから占いの依頼は全然来てないのですが、ご依頼がなければ私一人で雑談していますので、お暇な方は遊びに来てください。最近はプレイステーションのゲームを実況プレイしながらいくつか紹介したりして遊んでいます。


.

posted by アポロ at 20:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする